オープンセサミの占星術や日々のあれこれ

空と大地に親しむ生活日記

ホロスコープを読む基本

2022年9月14日(水)朝・薄曇り時々晴れ

 

昨夜は月一のリモート講座だった。

一昨日からそのテキストなどを書いていて、昨晩深夜に全部ができた。

いつもはもっと何日もかかっていた作業だが、すごく集中出来て早く仕上げることができてよかった。

先月のテキスト作りから集中できるようになった。

この調子が続いてくれるといいのだけど。

 

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今回の講座では、今年の秋分図をもとに、アスペクトとディスポジターツリーを重点的にやった感じ。

アスペクト*1はひじょうに大きな課題なので、まだまだ深めたり広げたりしないと。

 

占星術のテクニックはものすごく多い。

網羅をするとなると、いやはやどこまで広げればよいのやらというくらい幅も広い。

私としては、やたらとテクニックの種類を広げていくよりも、まずは基本的なテクニックをあるていどしっかり深めた方がホロスコープを読めると思っている。

占星術をやればやるほど「基本が大切」ということを実感してきた。

 

実際のホロスコープでアスペクトの象意を読み取るのは、なかなかに難しいものがある。

占星術をはじめたけれど、アスペクトでわからなくなった。頭が混乱した。といったことはよく聞く。

 

アスペクトを読み取るのは、サイン*2と天体*3の理解度に大きく左右される。

サインと天体それぞれの性質と相性、

そしてサインと天体を組み合わせた性質、・・・月は牡羊座では、金星は牡牛座では、といったこと。

 

サインは12あり、天体は最低でも10個を使う。その性質をそれぞれ覚えないとならない。

12個のサインの性質を把握するには、2区分、3区分、4区分といったグループ分けを覚える必要があり、2区分、3区分、4区分それぞれの性質も覚える必要がある。

 

それからルーラーシップというそれぞれのサインには担当する天体があって、それを覚えるのも必須だし、その他にも覚えておくべきことはある。

 

そうした上で、蠍座の水星とか山羊座の火星といったような、サインと天体を組み合わせた性質を知っていくのだから大変だ。

けど、この段階を踏まないと占星術の仕組みがわからないから、後々、それこそアスペクトでわけがわからなくなってしまうことになる。

 

サインと天体の組み合わせは、最低でも12サイン×10天体だから、全部で120通りにもなる。

この数を聞くと頭がクラクラしてしまうようだが、前段階のサインの2区分3区分4区分とかルーラーシップとかを含めたサインそれぞれの性質と、天体それぞれの性質をちゃんと覚えて理解しておけば、120通りにもなるサインと天体の組み合わせも、ある程度の時間と労力は必要かもしれないが把握するのにそこまで大変になることもないと思う。

だからこそ、基礎のひとつひとつが大切だと思うのだ。

 

そしてアスペクトとなると、計算するのも嫌になるほどの膨大な組み合わせができるわけで、主要なアスペクトで形成されるものだけでも丸暗記ではあまりにも非効率に思えるし、そもそもアスペクトを筆頭に、ホロスコープを読むのは暗記だけでは難しいものがある。

だからやっぱり、基礎のひとつひとつが大切だと思うのだ。

 

サインひとつひとつと、天体ひとつひとつの理解から、サインと天体の組み合わせのひとつひとつがわかって、

スクエア(90度)やトライン(120度)などアスペクトの基本構成と作用がわかって、

そうしたことではじめて実際にホロスコープ上のアスペクトを読み解いていくことができるようになるし、重要すべき箇所や影響の範囲などをつかみやすくもなる。

 

だからやっぱり、基礎のひとつひとつが大切だと思うのだ。

土台がしっかりしていなければ、家が傾いてしまう。

ほんと、そのとおりではないですか?

 

 

占星術のテクニックはものすごく多くて、専門用語もものすごく多い。

それらを覚えていくのは、知識が増えていく嬉しさ楽しさがある。

楽しめることは何より大切と思うし、テクニックを覚えれば覚えるほど読めることも当然多くなるし、

 

けれど、ひとつひとつを深めて突き詰めていきたくなってしまう「蠍座の月」がここにいるのです(笑)

*1:天体と天体が影響しあう特定の角度とそれによって生じる象意

*2:星座

*3:太陽・月・惑星