5月12日から双子座を運行していた水星が、5月29日に蟹座へ移動しました。
水星は情報やコミュニケーションを司り、双子座と乙女座を守護しています。
惑星が自ら守護しているサイン(星座)に入ると、その惑星の持つ性質がストレートに現れます。
水星が双子座を運行していた5月12日から5月29日は、情報が活発に行き交い、コミュニケーションも活発になることが予想されます。
国内では、検察官の定年延長についての法案に対する世論の高まりに始まり、某検事長の問題発覚からTwitterなどでの芸能人発言が世間をにぎわし、世論もそれに乗っていくといった、視点をずらして見たらちょっとしたお祭り騒ぎとも見えるような動きがありました。
更にその動きに波が被さるように緊急事態宣言解除があり、ひとりの女子プロレスラーの方の死をきっかけとしたネット上での誹謗中傷に関する話題が大きく広がったりもしましたね。
そしてそれらの騒動の陰に隠れるかのように、新月を控えた22日にスーパーシティ法案と称される社会の本格的なデジタル化に向けた法案の改正案が衆議院を通過し、27日には参議院を通過して成立しました。
時世を読むときに、新月図は重要な情報源となります。
5月23日の新月図において、水星は逆行の金星とコンジャクションし、魚座の海王星とスクエア(90°)の関係にありました。
前回の記事では
・いろいろ考えざるを得ない状態
・方向感覚を失いやすく、わけのわからなくなるような期間
といったことを記しました。
今後の社会の在り方に、人々の生活に、生き方に、多大な影響を与えるであろう法案が多くの人が認識をしないままに成立した運びは、まさに海王星とのスクエアが物語っている!と、事が起きてから理解できた次第です。
そしてこの運びは多くの人がまだ知らないでいるのではと思えるのも、うやむやを象徴する海王星の影響下ということが見て取れます。
また、この法案成立の先にある社会は夢のような薔薇色の社会とも言えますし、悪夢のような暗黒な社会とも言えるでしょう。
意識の置き場所次第で薔薇色にも暗黒にも、また両方にさえもなりうる。
恐るべし魚座の海王星。(こわいばかりではないんですけどね)
そして、29日に水星が蟹座へ移動し、水星が発する空気感は変わってきました。
多くの人は、メディアやネットの情報から少し距離を置き、身近な身の回りのことに意識を集中し始めたのではないでしょうか。
ただ、心配事はまだまだ多くあると思います。
とは言え、束の間の期間ではありますが、15日くらいまでは少し前向きにものごとを考えられそうに見えます。
水星は6月18日に蟹座の14°まで進み、そこから逆行します。
水星の逆行が始まると、水星・金星・木星・土星・冥王星が逆行、
23日には海王星も逆行を始めます。
25日には金星が順行になります。
6月18日は水星が留(停止状態)、24日は海王星が留、25日は金星が留と、18日から25日は流れが一時的に止まるような状態が出き、その合間の21日は夏至の新月ですから、何らかの大きな切り替わりがあるように思えます。
ただ、ここで明確な動きが出るのか、それとも暗示となるだけの期間なのか。
6月30日は山羊座で木星と冥王星がコンジャクションし、翌日の7月1日に逆行の水星は蟹座で太陽とコンジャクションします。
更にその翌日の7月2日は逆行の土星が山羊座に移動です。
ふーっ、なんだかとっても気が抜けない。
水星が順行になるのは7月12日です。
新しい流れがこのあたりから明確になっていくのかもしれません。
とりあえず、あまり頑張りすぎると予想以上にへとへとになりそうなので、直近は余力を残しつつ日々を過ごすのが賢明かもしれないなと思っています。
7月22日までは家族や信頼できる身近な関係を象徴する蟹座に太陽と水星が同居しています・・・と書いてたら、離婚という文字が頭に浮かぶ・・・。
離婚増えそうですね。
ひとりひとりが自分の道を歩むことを選択する年、その象徴でもあるのでしょう。
その反面、大切な人との絆を強く感じたり、新しい関係が生まれることだって。
ひとりひとりが、社会が、世界が、大きく変化してゆく年ですからね。
そうそう、蟹座の水星期間(8月5日まで)は、考えるより感じようです!
感じることを大切に。ね♡