オープンセサミの占星術や日々のあれこれ

空と大地に親しむ生活日記

水瓶座へのステップ④|木星と冥王星と土星が織りなすイニシエーション

グリーン

 

 

ふと季節を意識すれば、夏の気が漂う今日この頃。

新型コロナウィルスのニュースを目にし始めた頃はまだ冬で、実態のわからない相手に向き合う春、そして右往左往するままに自粛からの緊急事態宣言下での日々を越え、ふと立ち止まってみれば、もう梅雨の時期ですか。

 

かつてない経験を重ねる日々を通して、貴重な気づきを得た方は多いことでしょう。

そして、そうした方はすでにこれまでと違った世界に着地をしつつあるのではないでしょうか。

 

今となれば、緊急事態宣言下での日々は新しい世界へのトンネルだったように思えます。

 

感覚的に言えば、今年は自動的にいくつかのトンネルや迷路を通過せざるを得なく、それによってこれからの自分の生きる道が見えて来る。そして新しき道でありながら実は本来の道を歩き出す。そんな感じなのでしょうね。

 

そしてそんなことを思っていたら、チベットの死者の書を思い出しました。

 

チベットの死者の書とは、亡くなった人が輪廻から解放されて解脱し、涅槃(煩悩から解き放たれた意識世界)に入ることができるように、死者の耳元で読み上げられるお経です。

まばゆい光と懐かしさを感じる薄明かりが見え、つい薄明かりに安心感を持ってそちらへ行きたくなるだろうが、それは輪廻への道(迷いの道)だから、そちらに行ってはいけない。まばゆい光はあまりに圧倒的で、そちらへ進むのには勇気が要るだろうが、それは自分自身だからそちらへ行けと。

 

躊躇をしていると、恐ろしい存在が形を変えて次々とやって来るが、襲ってくる恐ろしい存在はすべて自分自身だから怖がることはないと死者に伝えます。

 

ずいぶん昔に読んだので、うろ覚えではありますが、そのような内容だったと記憶しています。

 

ようは、ものすごく端折って簡単に言うと、襲ってくる恐怖は自分が作り出した幻影であり、自分自身はまばゆい光なのであると。

ここで言う輪廻とは、慣れ親しんだ迷妄の道を繰り返し歩む生なのでしょう。

自分がまばゆい光そのものであったことを忘れ、襲ってくる恐怖から逃れても、またその恐怖は形を変えてやってくる。

恐怖から逃れることを繰り返しているうちに、恐怖から逃れることが人生の主題となってしまい、本来の自分自身や生き方がわからなくなってしまう。

 

それは、今ここに生きているこの人生そのものにも当てはまるよねと、思った次第です。

 

前にも書き記しましたが、今年は冥王星と木星が三回コンジャクションします。

一回目は4月5日でした。

二回目は6月30日で、木星も冥王星も逆行でのコンジャクションとなります。

三回目は11月13日です。

 

冥王星は闇の帝王であり、木星は真実と関連し扉を開く役割があります。

 

まるで、チベットの死者の書で次々に現れる恐ろしい存在(ビジョン)や、まばゆい光との遭遇のようです。(解脱できないと恐ろしいビジョンは先に行くほど恐ろしさを増す)

 

 

11月13日に起きる三回目のコンジャクションに至るまでの期間ですが、8月には逆行で山羊座に戻った土星も冥王星に近付いてきます。

冥王星を土星と木星が挟む形が続き、9月22日の秋分の頃には、土星が冥王星とかなり接近の状態となり、月末にかけてオーブ(誤差)3°くらいまで近づきます。

その後、土星が少しずつ冥王星が離れるにしたがって木星が冥王星に接近していゆきますので、9月22日の秋分の頃から11月中旬くらいまでの期間は木星と土星と冥王星がトリプルコンジャクション状態になります。

土星が絡むので、「形作る」「現実化する」といったことが重なってくるでしょう。

 

この期間は、水瓶座時代の本格的な到来を象徴する12月22日に水瓶座0°で起きる木星と土星のコンジャクションに向けての最後に通過する大きなトンネルと言えます。

 

土星が山羊座に戻る7月2日から水瓶座に移動する12月17日までは、新しい時代を生きるために実際にどうするかということが大切となり、現実を動かすための苦労や試練を経験する方も多くあると思います。

9月29日に土星が順行になりますので、特にこの頃から大きな動きとなるかもしれません。

 

これら一連の流れは水瓶座の時代を生きるためのイニシエーションと言ってもよいかもしれないですね。

 

 

***チベットの死者の書に興味を持たれた方へ***

関連書籍がたくさん出ていますが、まずは原典訳を読むことをお勧めします。

誰かの解釈を通して捉える前に、理解不能でも自分自身で感じてみるのが良いと思います。

原典訳 チベットの死者の書 (ちくま学芸文庫)

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  • 発売日: 1993/06/01
  • メディア: 文庫
 

 

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